2024年7月13日土曜日

会誌(第19号)発行のお知らせ

 2024年6月30日付にて、会誌第19号を発行いたしました。

目次は以下のとおりです。

【特別寄稿】寺﨑昌男 「日本教育史」の学者たちと学界―1950年代半ばから70年代初めごろまでの記憶― 

【シンポジウムの記録】日永龍彦 新制大学の評価と統制に関する制度改革構想

【論文】大隈楽 京都帝国大学における「学生思想問題」への対応―学生監の役割に着目して―

【研究ノート】木野涼介 戦前期における〈看護史〉の形成―看護職教育内外における語りの成立と変容―

       李伽耶  京都旭丘中学校における教員-生徒関係の再検討

              195012月〜19533月『旭丘新聞』の分析を中心として―

2024年2月22日木曜日

 第51回例会のご案内

ご参加希望の方は(会員・非会員を問いません)、事務局まで事前に

メールにてお知らせください。 

部分参加・オンライン参加ありです。是非ご参加ください。

【教育史フォーラム・京都 第51回例会】
2024年3月3日(日) 於:京都市学校歴史博物館 ハイブリッド仕様
           (京都市下京区。地図・交通案内は添付参照)
12:30 3F講義室に集合
〈展示見学会〉
12:30〜13:30 コーディネーター=学芸員・林潤平氏
        *お一人400円の入場料が必要です。
         耐震補強工事に伴う展示リニューアル部分の紹介
        常設展+企画展「潜入!学校文化の舞台裏
         〜学校文化の歴史百科〜」(添付参照)
〈個別報告(いずれも仮題)〉
13:35〜14:35 大隈楽氏(京都大学大学院教育学研究科大学院生)
        京都帝国大学における「学生思想問題」への対応
         ―学生監に着目して         

14:3515:35 李伽耶氏(京都大学大学院教育学研究科大学院生)

        『旭丘新聞』にみる「自由」をめぐる教員-生徒間の
         軋轢、1947年5月~1953年3月

(休憩・調整)

15:45〜     浅井雅氏(四日市大学)

        書評:榎本恵理著『本居宣長から教育を考える

         声・文字・和歌』(ぺりかん社、2023)

       (著者も来られます)

17:00には完全退館

〈懇親会〉

 ご参加の方には追って会場・会費などお知らせいたします。

 奮ってご参加ください。

2023年7月27日木曜日

第50回記念例会のお知らせ

 第50回の記念例会を開催します。会員外の方にもご参加いただけます。奮ってご参加ください。参加のお申し込みは、対面かオンラインかを明記の上、本会事務局まで。

2023910日(日) 場所:キャンパスプラザ京都・2Fホール オンライン併用

第Ⅰ部 13時半~15時半

 シンポジウム 新制大学の評価と統制に関する制度改革構想
     基調報告者   日永龍彦氏(山梨大学)

コメンテーター 寺﨑昌男氏(東京大学・立教大学名誉教授)
指定討論者   吉川卓治氏(世話人、名古屋大学)

 駒込  武氏(世話人、京都大学)

*「大学を評価する」とはそもそもいかなる営みとして始まったのか。アメリカのアクレディテーションの実態と、戦後改革期の日本におけるその導入について研究を進めてこられた日永龍彦氏の基調報告、近代日本大学史研究を長く牽引してこられた寺﨑昌男氏のコメントをいただき、大正期公立大学史、あるいは今日の大学管理行政との比較という視角をクロスさせて、討論します。

 なお、第Ⅰ部は、京都大学大学院教育学研究科 自己点検・評価委員会との共催企画となります。

 

第Ⅱ部 16時〜18

  世話人企画・研究史回顧シリーズ

寺﨑昌男氏「『日本教育史研究』と学者たちのイメージを語る

1950年代なかばから 60年代末までの人物と学会」

 

第Ⅱ部終了後、同じ場所で懇親会(バイキング方式)

  会費:5000円、学生など:2000円の予定

                                 

 

会誌第18号刊行のお知らせ

 『教育史フォーラム』第18号(2023年6月30日)を刊行しました。  

【特別寄稿】 神辺靖光  私の研究来歴―私学と地域の視点から―

【研究展望】 小野雅章  佐藤秀夫の教育史研究―研究論考・方法論・教育史史料研究―

 【研究ノート】 堀雄高  明治後期の実業補習学校における女子教育と裁縫教師―群馬県の事例を中心に― 

【シンポジウム記録】 宮坂朋幸 開智学校から考える学校と地域の関係史―討論の記録―

           小野雅章 旧開智学校の教育実践と所蔵史料―学校史の概要と史料保存の事情―  

           遠藤正教 シンポジウム参加記―小野報告を聞いて―

2023年3月12日日曜日

 以下の通り、第49回例会が無事終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

教育史フォーラム・京都

49回研究会 2023年3月12日(日) キャンパスプラザ京都5F第1演習室

                    オンライン併用

                              *以下、敬称略

 

<プログラム>

12:5013:50 北澤愛(京都大学大学院教育学研究科(教育史学専攻)大学院生)

1920 年代の英語圏における朝鮮教育論

―朝鮮人キリスト教徒とアメリカ人宣教師の「民主主義」理解に着目して

13:5014:50 熊谷芳郎(聖学院大学人文学部特任教授)

  旧制中学校における討論会活動

15:0516:05 堀雄高(京都大学大学院文学研究科(日本史学専修)大学院生)

   明治後期の実業補習学校における女子教育と裁縫教師

16:0517:45 シンポジウム(世話人企画) 

開智学校から考える学校と地域の関係史    

    報告:小野雅章(日本大学)・塩原佳典(畿央大学)

   コメント:吉川卓治(世話人) 司会:宮坂朋幸(世話人)  

  (趣旨)20199月、長野県松本市にある旧開智学校校舎が国宝に指定された。近代学校建築としては初めての指定であったが、その大きな理由の一つが、当時の「教育」の実態が史料的に検証できること、すなわち、厖大な史料を保存していることであった。今回は、それらの史料がなぜ残ることになったのか、というところから再検討することによって、「学校と地域の関係」を史的に考察していただく。