2015年11月13日金曜日

「教育史フォーラム・京都」について

 「教育史フォーラム・京都」は、2000年9月、沖田行司、辻本雅史、駒込武を世話人とし、教育史研究に関心をもつ者によって始められた研究会です。会員は、当初、おもに京都大学と同志社大学の教育史研究室の構成員でありましたが、世話人に梅村佳代も迎え、次第に近隣地域の研究者の参加を得、さらに関西圏を越えての会員も加わって、現在に至っています。したがって、「教育史フォーラム・京都」という研究会の名称は、京都在住者を対象とするということではなく、京都をひとつの発信拠点とするという意味合いです。  
 「教育史フォーラム・京都」では、研究交流に大学の境界はない、との考えから、各大学の研究室を越えて、インターカレッジな場で日常的に研究交流を重ねることを志向してきました。もとより研究の日常的足場は各研究室にあります。しかしそこに自足することなく、学問的刺激と練磨をもとめて、日常の延長上にこの研究会を機能させるよう、努めてきました。全国学会もまた日常の研究の成果発表の場ですが、その成果向上のためにも、全国学会と各大学研究室の中間にあって、研究と教育の日常的なあり方を広げる空間が重要であると考えています。  
 多くの同学の士の参加を期待しています。  
     
 (文責:駒込武)

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